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第一回小学生ロボコン始まる!2020.4.27

NHKのEテレで「   の放送。おお!ついにここまで来たか!NHKのロボコンは、高専大会、大学大会、中学ロボコン、ABUロボコンなど多岐にわたるが、低年齢化し、ついに小学生ロボコンも始まったというわけだ。とてもうれしい!というのも、僕は解説委員になる前は科学番組やNHKエンタープライズのプロデューサで、ロボコン担当もしていたからだ。業務を通じて若者たちの夢や喜び、血と涙の努力、感動のシーンをたくさん見てきた。ロボコンは、「自分で考え自分で作る」という、人間の本質に根差したイベントだ。ものつくりを通じて人を成長させていく。ますますの発展を祈りたい。(以下以前書いた文章)

 

ABUロボコン誕生の夜2019.9.23
今年もABUロボコンの放送が始まった。今年はモンゴルでの開催。昔と同じ瞳をした若者たちが、熱い戦いを展開しているテレビの映像を見て、ふと昔のことを思い出した。
今から20前、渋谷の路地裏の、傾きかけたおんぼろ料理屋の2階で、ABUロボコンは生まれた。当時私は、ロボコン担当プロデューサー。NHKの科学番組部から、人事異動の命令を受けて2年目だった。NHKが事業としてかかわっている3つのロボコンを維持する為に東奔西走していた。その3つのロボコンの中に、資金繰りが最もむつかしく、お先真っ暗なロボコン(大学部門国内大会)があった。人事異動直後、NHKのお偉いさん達は、私に、このイベントは廃止せよと告げていた。しかし私は抵抗し、国内大会を「国際化」することで生き延びようともがいた。突破口は見つからず、もうだめかと思っていた矢先、NHK会長の特命を受けたある人物(後の理事)と、たまたま酒を酌み交わす機会があった。ほろ酔いの中、「何かNHKが世界に貢献出来ることはないか」と問われ、私は「ロボコンをアジア各国の若者でやりたい」と直訴した。酒の宴がすすみ、ほかの話題に話が進み、その日はそれで終わった。翌日、その人物から、ABU(アジア太平洋放送局連合)の事業として展開できるかもしれないとの電話が入った。驚く私をよそに、事態はあれよあれよと展開し、1週間後、なんとABU理事会で決定してしまった。朝、出社した私に、現地滞在中のNHK会長側近から電話を頂き、呆然としながらその結果を知った。その後、ロボコン関連の何人ものプロデューサーたちと、世界各国を走り回り、ロボコンの内容を説明し、実現方法を説いて回った。「アジアの青少年を育てる教育イベント」をつくりたいという一心だった。
あれからずいぶん時が流れ、ABUロボコンは、アジア太平洋各国の中に、またたくまに広がっていった。「自分の頭で考えて、自分の手でつくる」このロボコンの精神が、アジア太平洋の若者たちの心に火をつけ、大きく成長したのだと思う。ロボコンはものつくりを通じて人を育てる。揺れ動く世界。願わくばこのイベントが、単なる国威発揚の場になるのではなく、アジアの大人たちが共同して、若者たちを育てていく、愛に満ちた教育の場になることを、心の底から願っている。

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