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2014年5月

キラリ「地球観測衛星 すすむ地球の健康診断」2014.5.30

(アナ)                 

先週土曜日、日本の地球観測衛星だいち2号の打ち上げが成功。宇宙から地球環境を観測する技術に注目が集まっています。室山解説委員。だいち2号は今どうなってる?

(むろ)

この土曜日に、種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられ、順調に調整中。H2Aは18回目の打ち上げ成功で、これまた順調。だいち2は、軌道600kmに到達し、パネルも開き、本格運用に向けて調整中です。

(アナ)

どんな衛星なのか?

(むろ)

地球観測衛星は、日本10機ほど稼働しているが、その最先端のもの。陸域観測衛星だいちの後継機(2006-2011)で、レーダー部分の機能に特化している。陸域の地形、都市、森林。地殻変動そして氷等の状況も観測できる。レーダーなので、夜でも雲や雨でも、それをすかして観測可能。森も通して地面を観測できる。90分に地球を南北に一周するので、14日で同じ場所が観測できる。性能としては、500km四方を同時に観測したり、スポットライトモードを使って対象を絞り、従来の解像度10mから3mまで精度高く観測もできる。調整が終われば、1ヶ月後にファーストショット、半年後にデータが配信される予定。

(アナ)

地球観測衛星ではどのようなことが分かるのか?

(むろ)

たとえば噴火で大きくなりつつある西之島などは、航空機ではなかなか行けないし、上空を飛べないが、衛星を使えば真上から頻繁に地形観測もできる。

ドバイの海をみると、建築物がつくられ大きく変化している様子が分かる。

北海道沖の流氷を観測すれば、海洋事故の防止にもつながる。

(アナ)

だいち2号の性能はどのくらいなのか?

(むろ)

だいち1と比較すると、駐車場や道路の状況がわかる。道路が分かれば防災上も大きな意義が生まれる。

(アナ)

周回観測できることの意義は?

(むろ)

同じ場所を一定の時間差で観測できるので防災にも活用できる。たとえば、東日本大震災の前後をみると、震災時の冠水状況が分かり、防災活動にも使える。この理屈を使えば、火山活動の時の、地面の変化を色付けし、噴火の予知の可能性も開ける。

(アナ)

防災以外では?

(むろ)

地球環境を大きく観測もできる。たとえば地球の森林分布を大づかみに把握し、森林の違法伐採の状況もわかる。ブラジルの例をみると、森林の縮小の様子が、克明にわかる。また、北極海氷の縮小の状況などを把握し、北極海航路の安全を確保するためにも重要。

(アナ)

前向きな利用法は?

(むろ)

たとえば海上の風力分布を色分けすると、風が強く吹いている場所が分かり、洋上風力発電の設置場所の見当をつけることもできる。エネルギー問題に役立つ側面もある。

(アナ)

何にどう使うかが重要ですね。

(むろ)

その通り。今後の課題は、地球観測衛星の利用拡大。アイデアを育てていくことが大切。また継続性も重要。国際協力shながら大切に育ててほしい。

成功祈る。

(アナ)

ありがとう。

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くらし解説「地球観測衛星~ここまできた地球の健康診断」5/30(金)10.05-10.15NHK総合テレビ(生放送)

先週土曜日打ち上げられた観測衛星だいち2号をもとに、地球環境や災害を監視する地球観測衛星がどこまで来ているのかの解説をします。

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第15回自動車安全シンポ「国際社会における自動車安全対策と国際基準調和」2014.5.23(金)パシフィコ横浜

(ねらい)

自動車事故による死傷者問題は各国の大きな悩み。ドライバーや歩行者の安全を守る自動車技術は今後どうあるべきか?国際的視点からその現状と課題を整理し、今後の安全対策のあり方や、情報共有、基準の共有の方向性などについて議論する。

(パネリスト)

Nathaniel  Beuse ナザエル ビュース(アメリカ)運輸省

Johan  Renders ヨハン レンダーズ(欧州)ベルギー運輸省(TV参加)

久保田 秀暢(ひでのぶ)(国土交通省)

高橋 信彦(日本自動車工業会)

永井 正夫(日本自動車研究所)

清水 和夫(ジャーナリスト)

室山 哲也(NHK司会)

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大正大学授業開始2014年4月~

毎週月曜日に大正大学で授業を開始しました。

「人間とはなにか」①こうしてヒトが生まれた②脳が作り出す世界③病気から見た人間

「テクノロジーと社会」①ロボット②脳と機械の接続(サイボーグ)

「地球環境問題」①地球温暖化と気候変動②生物多様性③国際交渉と日本

「エネルギー」①化石燃料②再生可能エネルギー③水素社会

「リスク社会」①巨大地震②原発事故

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ふれあい塾あびこ講演「脳の不思議心の不思議」2014.5.15

我孫子の市民の勉強会でお話をしました。

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高知講演「エネルギー問題と高知への期待」2014.5.13

高知県経済同友会の招きで、エネルギー問題について話しました。

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川崎市民大学「新しい文化を生むロボコン」2014.4.25

ロボコンの教育的意義について話しました。

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川崎市民大学「映像の力と限界」2014.4.18

メディアにおける映像と文字の力と限界について話しました。

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『描け!カガクの未来予想図~第3回科学の甲子園全国大会』2014.5.17Eテレ14時から

兵庫県立総合体育館で3/23(日)に行われた「科学の甲子園」関連シンポジウムの司会をしました。山海嘉之さん(ロボットスーツHALの開発者の筑波大学教授)、高橋淑子さん(京都大学教授、発生生物学)、縣秀彦さん(国立天文台)、稲見昌彦さん(慶応大学、バーチャルリアリティ、ヒュマンインターフェイス)というそうそうたる科学者のみなさんが、「科学するとはどういうことか」「若者たちへのメッセージ」を熱く語りました。司会は室山がしました。ビビッドで面白い議論が展開。ぜひともご覧ください。

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第55回科学技術映像祭受賞作品から2014.5.24(土)15時からEテレ

先日行われた第55回科学技術映像祭の入選作品の解説をしました。よろしければご覧ください。

「氷の島のメッセージグリーンランド温暖化の最前線から」企画・製作:北海道テレビ放送

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