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キラリ「歩行者を守れ!ここまできた自動車安全技術」2013.7.11

(アナ)

夏の行楽シーズンを前に、交通事故、特に歩行者の安全をどう守るかが課題となっている。今日は、自動車の安全技術最前線の話。室山解説委員。どんな状況?

(むろ)

交通事故の死亡数をみると、ドライバーなどの死亡率は、シートベルトやエアバックの普及もあり減少しているが、歩行者の死亡数の比率は逆に増加している。高齢化がすすむなか、歩行者をどう守るかが大きな課題。

(アナ)

体のどこが衝撃受ける?

(むろ)

足と頭部にダメージを受けやすい。足の衝突で重傷。頭衝突で死亡につながる危険性がある。

(アナ)

どんな安全技術が開発されている?

(むろ)

「衝突衝撃をやわらげる」技術と、「ドライバーを支援する」技術。最近の自動車は前面を垂直にし、衝突面積を広くし、衝撃を弱める工夫がされているものが多い。また柔らかな素材で車体をつくり、衝撃を吸収する仕組みになっている。しかし、窓枠とワイパーは柔らかくしにくく、課題を残している。そこで、あるメーカーは、歩行者用エアバックを開発し、固い窓枠やワイパーを覆い、頭部への衝撃を弱める工夫をしている。また広島大学では、高齢化社会で増加する一人乗りや2人乗りの電気自動車を想定して、最初から車全体をエアバックで覆う研究を進めている。すでに認可され、現在市内で使用テスト中。このように、色々なアイデアがあるが、要するに自動車の車体は、ドライバーを守るかたい部分と衝撃を和らげる柔らかい部分の組み合わせで、設計の工夫が進んでいる。

(アナ)

最近衝突直前に、自動的に止まる車も出ている。

(むろ)

自動的にストップする車も今は増えてきたが、その先の研究の状況をお伝えしたい。このメーカーは、車の周囲を9個のセンサーとカメラでウオッチし、歩行者が飛び出した時に横に避ける仕組みを研究している。周囲の環境を把握し、安全な方向に、スピードを制御しながらよける。この車は5年以内の実用化を目指して現在開発中。

東京農工大学では、その先の「先読み運転」技術を研究中。実際のドライブレコーダー映像8万件を解析し、事故につながりやすい要素を分析。車搭載のセンサーが、周辺環境を把握して、危険そうなときは事前にスピードを落とし、リスクを下げようというもの。例えばバスが止まっていたり、ボールが転がってきたときは、子供の飛び出しの危険性があるので、スピードを少し下げていくという発想。

(アナ)

安全技術どこまで信頼できる?

(むろ)

実際は技術的な限界があるので、過信は禁物。あくまでドライバー責任が優先するという認識が必要。

(アナ)

歩行者側の対策は?

(むろ)

たとえば光るワッペンを付けるだけでも、夜道は危険を少しでも減らせるし、緩衝材が入った帽子なども有効。緩衝剤入り帽子で重症率が60%減少したという報告もある。

(アナ)

これからどうなる?

(むろ)

いずれにしてもあの手この手で歩行者を守る工夫が必要。今日紹介した安全技術は、超高齢化社会に突入する日本がいち早く開発している部分もあり、世界にも貢献できる技術。うまく育ってほしい。

(アナ)

ありがとう。

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