« くらし解説「深刻化する宇宙ゴミ」6/5(水)10.05-10.15総合テレビ生放送 | トップページ | ラジオ放送のお知らせ(生放送)今日から4日間夕方 »

キラリ「深刻化する 宇宙ゴミ」2013.6.5

(アナ)

宇宙に打ち上げられて、寿命を迎えた衛星やロケットの残骸が、宇宙空間で「宇宙ゴミ」になってしまう問題が深刻化している。室山解説委員。どんなもの?

(むろ)

人類が打ち上げた衛星はおよそ7000個。気象衛星や通信衛星など生活に役立っているが、任務終了後は丸ごと漂流したり、残った燃料が爆発して部品がばらばらになり、宇宙ゴミになってしまう。いずれ落ちては来るが、長く宇宙にとどまるものも多く、最近は、稼働中の衛星に衝突する事故が起き、問題が深刻化している。

宇宙ゴミは、米ソの宇宙開発競争につれて増加を続け、最近では中国の衛星衝突実験などで急増。大きなものだけで16847個にものぼる。今後新興国など打ち上げが活発化することもあり、見逃せない課題となっている。宇宙ゴミの一部は、燃え尽きずに地上に落下してくる。幸い重大な事故にはなっていないが心配。

しかし、さらに重大なのは、宇宙空間を飛んでいる宇宙ゴミ。地球を取り巻く宇宙ゴミは秒速8キロの猛スピードで飛んでいる。これが衛星や国際宇宙ステーションに深刻な影響を及ぼす。直径3センチのアルミを秒速1.7キロで小型衛星の模型にぶつけた実験を行うと、一瞬で炎を上げ破壊された。宇宙ゴミの破壊力が分かる。

(アナ)

実際、宇宙での衝突事故はどのくらい起きているのか?

(むろ)

稼働中の衛星への衝突事故が何度も起きている。衝突とみられるものはこのほかに十数件にのぼる。また、国際宇宙ステーションは、宇宙ゴミが接近したため、危険から免れようと回避したのが15回。乗組員が避難用のソユーズに移動したのが3回にのぼり、現実的な問題になっていることをしめしている。

(アナ)

どうしたらいいのか?

(むろ)

まず監視が必要。宇宙ゴミには色々な大きさがあるが、10センチ以上のものは、米国監視システムなどで監視でき、軌道を予測して事前に回避することができる。また1センチ以下のものについては、宇宙ステーションなどの機体は、補強して穴があかないような対策が施されている。しかし、110センチの大きさの宇宙ゴミについては対処不能で、今後の大きな課題になっている。

(アナ)

根本解決は?

(むろ)

積極的に、宇宙ゴミを除去する方法が考えられている。例えば、地上からレーザーを当てたり、衛星からイオンビームを当て、スピードを落として地上に落下させ、燃え尽きさせたり、ひも状のものをつけたり、網でとらえて地上におとす方法もある。また任務終了後、衛星自らスピードを落とす設計をして、宇宙ゴミにならない方法も考えられている。しかし、これらはまだ開発段階で、実現までには時間がかかる。

(アナ)

私たちはどう考えるべき?

(むろ)

宇宙の環境問題は他人事ではない。宇宙にも環境問題があることを知り、地上の環境破壊を宇宙で繰り返さない自覚を持つ必要がある。国連での議論や日米政府の情報交換の動きなども出ているが、私たち市民の意識がきちんと持たれ、後押ししていくことが重要だと思う。

(アナ)

ありがとう。

|

« くらし解説「深刻化する宇宙ゴミ」6/5(水)10.05-10.15総合テレビ生放送 | トップページ | ラジオ放送のお知らせ(生放送)今日から4日間夕方 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/537018/57529074

この記事へのトラックバック一覧です: キラリ「深刻化する 宇宙ゴミ」2013.6.5:

« くらし解説「深刻化する宇宙ゴミ」6/5(水)10.05-10.15総合テレビ生放送 | トップページ | ラジオ放送のお知らせ(生放送)今日から4日間夕方 »