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くらし解説「探せ!国産エネルギー」(2013.3.1)

(アナ)

最近、日本周辺に、国産エネルギーがあることが分かり、注目が集まっています。室山解説委員。どんな状況?

(むろ)

原発事故後、外国から輸入するエネルギーの調達が課題になっている。今日は、日本の国産エネルギーがどのような状況かをお伝えします。実は、日本では石油や天然ガスなどは、少量だが出ている。そんな中、最近新しい技術が開発され、秋田でシェールオイル(1)や、日本周辺の海の底からメタンハイドレート(2)などの新しいエネルギーが発見され、注目されている。

(1)  地中のシェール層から出てくるオイル。アメリカではシェールガスなども大量に見つかり、世界に大きな影響を興し始めている

(2)  メタンが水の分子に閉じ込められたもの。この3月から、愛知県沖で、世界初の試験採掘がはじまる

(アナ)

メタンハイドレートはどんなもの?

(むろ)

メタンハイドレートは、氷状で冷たく、指で触るとプチプチと中からメタンが出てくるのが分かる。直接火をつけると燃え、「燃える氷」とも呼ばれている。計算では、愛知県沖には、日本天然ガス消費の11年分があるのではないかとされている。

(アナ)

日本の需要を満たせる?

(むろ)

とてもたりない。そこで、エネルギーを探すのではなく、エネルギーを作る研究も進んでいる。東京大学内のこの研究室では、ミドリムシを培養し、バイオ燃料を作る研究をしている。ミドリムシは、植物と動物の間の生物で、光合成で増え、増殖も早く、油を生産できる。120種ものミドリムシの中から、含有している油の種類や量、環境との関連を調べ、有力候補を絞り込んだ結果、ジェット燃料として使えるエネルギーが生成されることがわかったジェット機は内燃機関のため、自動車のような電化ができにくく、温室効果ガスを出すため問題。ミドリムシや藻類でつくるバイオ燃料は。増殖するとき二酸化炭素をどんどん吸収するので、燃料に混ぜれば、温暖化対策にもなる。ミドリムシのこの研究は、今後研究を進め、大規模培養を展開し、2018年には実用化し、全体燃料の10%を賄いたいとしている。

(アナ)

自然の力を味方につけるということですね。

(むろ)

その通り。その発想でいけば、いわゆる自然エネルギーも国産エネルギーといえる。実は日本は自然エネルギーの宝庫。陸面積は世界の61位だが、海洋面積(排他的経済水域)は6位の海洋大国。この海を使って、洋上風力発電、潮流発電、温度差発電、波力発電などができる。また地熱エネルギーは世界3位、森林率では、先進国3位で、バイオエネルギーの展開が期待できる。

(アナ)

国産エネルギー探しの重要性は?

(むろ)

国産エネルギーは安全保障上も有効。外国から化石燃料を輸入するときの交渉力も上がる。またこれらの技術を発展させることで世界への貢献もできる。まだまだ入り口だが、健全に育ててほしい。

(アナ)

ありがとう。

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