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2012年2月

スタパ「進化するサイボーグ医療」(2012.2.28)

(アナ)

脳や神経から信号を取り出し、義手ロボットをうごかす先端医療が始まり、注目を集めています。室山哲也解説委員。どんな技術?

(室山)

たとえば体が不自由は人が、脳や神経信号をつかってハイテクロボット義手を動かし、自由に行動し自立できるようなことが可能になろうとしている。今日は脳科学、ロボット工学が融合した新しい医療の動きをご紹介。

綿h氏たちの体は、野プの運動やカラ送りだされる電気信号で動かされているが、その信号を読んで解析することで、動かそうとしている同じ動きをロボットにさせることが可能になってきた。まずは、ロボット工学の立場から開発している現場をご紹介しましょう。

V1)電気通信大学の横井教授は、大人や子供の義手ロボットを開発中。軽く、しなやかで、微妙に動くことが可能。手を動かしながら腕の途中から筋肉の信号を抽出し、それを解析して、手と同じ動きをロボットにさせることもできるようになっている。

(アナ)

どういうこと?

(室山)

脳からの指令は電気信号で動かそうとしている部位に届くが、その途中の信号を抽出すれば先端に取り付けられた義手ロボットを動かすことが出来る。この理屈を使えば、手以外でも体のさまざまなところにも応用が可能で、医療や福祉の分野で大きな成果が期待できる。

(アナ)

どんな人まで可能?

(むろ)

しかし、例えば腕全体がない人にはこの手法は無理。そこで情報のさらに上流の脳から直接信号をとり、義手ロボットを動かすことも可能になる。

(V2)大阪大学医学部脳神経外科の吉峰教授は、短観や脳腫瘍患者の脳機能を医療行為としてチェックした時出る脳波を使って、義手ロボットを操作する試みを行っている。患者さんが手を動かす時に脳波をロボットに接続して8-9割の確率で動きを再現できるまでになっている。さらに、腕を動かさず、手を動かすイメージだけでも5-9割の確率で再現できたという。今世界はこの医療技術(ブレインマシンインターフェース)を巡って激しい開発競争を展開中だが、大阪大学はそのトップグループで奮闘中。

(アナ)

今後どうなる?

(むろ)

範囲を拡大して、脳卒中患者や脊髄損傷患者、ALS患者への応用も検討されている。この手法は運動だけでなくコミュニケーションにも応用でき、今後、医療、福祉の分野への貢献が期待されている。倫理や安全性をチェックする体制を整え、人間のための科学技術を上手に育ててほしい。

(アナ)

ありがとう。

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スタジオパーク「進化するサイボーグ医療」あす2/27(火)13.40過ぎから7分間生放送

BMI(ブレインマシンインターフェース)が進歩し、実際に人間の脳内に張り付けた電極からの信号で外部のロボット義手を動かせるようになりました。大阪大学医学部で成功したこの成果とロボット義手開発最前線をご報告します。

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スタパ「ここまできた脳梗塞治療」2012.2.16

(アナ)

脳の血管が詰まって、脳障害が出たり、死にいたる「脳梗塞」に、新しい治療法が登場して注目を集めている。室山解説委員。脳梗塞とは?

(むろ)

脳血管に血栓が詰まって、まひや運動障害、言語障害を引き起こす恐ろしい病気。脳梗塞の下流の血管に血がいかなくなり、神経細胞にダメージが出る。従来の治療は、血液をサラサラにする薬で再発を防止したり、脳のハレをとる薬を投与したり、主に対処療法だった。

(アナ)

どんな治療法?

(むろ)

「血栓回収療法」。詰まった血栓を直接除去する。虎の門病院松丸先生は、2年前からこの療法を始めている。足付け根からカテーテル状のものを挿入し、脳の血管の血栓をとりだす。最近では空気圧を下げて吸い出す方式も始まっている。レントゲン写真をみると、治療前詰まっていた血栓が取り除かれ、下流の血管に血液が流れていることが分かる。カテーテル加工技術の進歩や、脳血管造影技術の進歩、そして脳医学の進歩が融合して、アメリカで行こう連携の一つとして出てきた療法。治癒率は、この療法なしでは1割回復(自立)するところが、この療法を使うと3割が回復する生成を残している。現在全国200施設で実施されており、拡大中。

(アナ)

脳梗塞を薬で溶かす新しい療法を聞いたことがあるが、関係は?

(むろ)

-PAも血栓溶かす非常に有効な療法として最近注目されているが、今のところ発症後3時間くらいが限度だったり(最近は少しのびてきつつある)、細い血管でしかできないという限界があった。血栓回収療法は約8時間までOKで、主に直径2ミリ以上の太い血管で行う。今後、t-PAと併用して治癒率を高めることが出来ると期待されている。しかし早期発見早期搬送で、少しでも早く病院に行くことが必要なことに変わりはなく、救急医療全体の充実を連携する必要がある。

(アナ)

患者側の留意事項は?

(むろ)

なにより予防が大切。医師からのアドバイス3か条。「禁煙」「バランスの良い食生活(高脂血症や高血圧防止)「適度な運動」を心がけ、脳梗塞にならないように注意したい。

(アナ)

ありがとう。

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スタジオパーク「ここまで来た脳梗塞治療」あす2/16(木)13.40過ぎから7分間生放送

脳梗塞は細い血管が詰まった場合は3時間ほど以内ならt-PA(梗塞を溶かす薬)で対応が出来ますが3時間を過ぎたり太い血管では特に優れた方法がありませんでした。しかし最近カテーテル状のワイヤーを脳の血管に挿入して、血栓を絡め取ったり、吸い取るなどで対応できるようになりました。脳梗塞治療の最先端を解説します。

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