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スタパ「どこまでわかった?放射線の影響」2011.4.7(7分)

(アナ)

福島第一原発事故で、飲料水や野菜、魚から放射性物質が検出されるなど、混乱が続いています。放射線と人体への影響はどこまでわかっているのか?室山解説委員。それにしてもわかりにくいですね。

(室山)

放射線は未知の部分が多く、わかりにくい。今日はわかっている部分を整理してみる。(P1まず、「安全基準」の根拠についてモデルで説明してみる。Aという毒性がある物質の場合、影響が急に高くなる部分(しきい値)がある。この場合安全基準がつくりやすい。しかし、放射線の場合、100ミリシーベルト以上は人体への影響がわかっているが、それ以下ではわからない。そのため低線量被ばくについては、100ミリシーベルト以上の線を同比率でのばしてグラフを作っている。これを直線仮説という。フランスなどはしきい値があるとみて研究を進めているが、有効な数値はまだ提示されていない。ということで結局世界の基本的な考え方は、しきい値のない直線仮説に基づいていることになる。

その考えに立てば、「放射線はできるだけ浴びないにこしたことがない」という考えも導き出される。

(アナ)

具体的にはどんな人体影響がでるのか?

(室山)

放射線の影響にはいろいろなレベルがある。全身への外部被ばく(1回)で考えた時、1000ミリシーベルトを超えると、吐き気などの急性症状が出始め、さらに高線量になると、死につながる。100ミリシーベルトが緊急作業員の被ばく上限(年間)だが、それ以下だと、日常的に体験するレベルに下がっていく。

(アナ)

食品の安全性は?

(室山)

現在「暫定基準値」が設定されているが、厚生労働省データをもとに、食品安全委員会がこのグラフで表示できる数値に換算したものを放射性ヨウ素で見ると、野菜や魚介類1kgあたり0.032ミリシーベルト。水道水や牛乳で0.005ミリシーベルト(大人)。急性症状が出るレベルでは全くなく、1キログラムの大量摂取や、放射性ヨウ素の半減期が8日間だということを考えると、基準値に基づく出荷制限など、ルールさえ守っていれば、心配しなくてもいいレベル。

 低い。

(アナ)

将来がんになる心配は?

(室山)

ICRPの発表した数値から見ると、外部長期全身被ばくの数字で、がん罹患率は、100ミリシーベルト。0.5%増加。10ミリシーベルト。0.05%増加。

1ミリシーベルト。0.005%増加となる。日本人のがん罹患率が半数近いことを考えると、たばこやその他のがんになる原因のリスクに埋没してしまうレベルで、過敏になる必要がないと考える専門家が多い。

(アナ)

今後どうすればいい?

(室山)

(はりつけ)

私の意見には2つの前提がある。ひとつは「放射線量を速やかに測定、公表、対策を打つ」こと。もう一つは、「原発からの放射性物質放出ストップ」。このふたつが行われないと意味がない。一刻も早く解決してほしい

(アナ)

ありがとう。

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