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スタパ「原発避難基準 なぜ見直し」2011.4.20

(アナ)

先週11日、原発事故に伴う住民の避難範囲が新たに見直され、該当地区の住民が、この1カ月をめどに避難することになった。その内容と意味について。室山解説委員。なぜ今見直し?

(室山)

事故長期化で、状況が変化し、放出された放射性物質の分布がわかってきたため。

(P1

事故直後、住民の方々は、法律に基づいて、緊急避難的に避難した。その結果、同心円の避難区域ができた。原発から20キロ以内は避難。20-30キロは屋内退避となった。しかしその後の測定で、必ずしも同心円と同じパターンで分布しているわけではないことがわかってきた。

(めくり)

これは福島大学が最近実測した放射性物質の分布地図。同心円外に広がっている。原発からの放射性物質が風にのって飛んできたのではないかと考えられている。政府が試算した1年間の積算線量予測図をかさねると、等高線上の数値の分布図になる。その結果、年間積算20ミリシーベルト以上の場所を「計画的避難区域」とし、1か月後をめどに避難することになった。また20-30キロの範囲で、計画的避難区域でない場所は「緊急時避難準備区域」とし、今後緊急時には、屋内退避、自力避難そう流す。そのために避難の準備をと呼びかけることになった(自力避難困難な人(妊婦、子供、入院患者など)は事前に避難を促す)。

(アナ)

なぜ20ミリシーベルト?

(室山)

放射線の人体への影響をみると、年間100ミリシーベルトが目安。ICRP勧告(2007)によると、原発事故などの緊急時被ばく量は、一般時の場合、20-100ミリシーベルトにとどめるべきという数字がある。今回は、その厳しい方の数字の「20」を採用した。

(アナ)

避難はどのような状況になっているのか?

(室山)

ひとことでいうと、課題山積。そもそもどのような方法でどこに避難するのか。受け入れ態勢をどうするか?家畜や田畑はどうするのか?寝たきりのお年寄りや事情がある人はどうするのか?など、政府の説明に対しても「不十分だ」という批判が出ている。また補償の問題や、いつ故郷に帰れるのかなど決まっていないことが多く、調整が続いている。

(アナ)

故郷に帰ってきたとき、どのように暮らしたらいいのか?

(室山)

一般論だが、土地が放射性物質で汚染されて時の対策の事例がある。これを参考に福島方式を模索する必要がある。まず「詳しい放射能地図」をつくり、対策の科学的根拠とする。次に、例えば放射性セシウムに汚染された土壌は、汚染が少ない時は「攪拌」して、濃度を減らす。汚染が激しい場合は、「表面の土を数センチはがす」「上下を入れ替える」などをする。また地下水や水道水などの水の管理、避難した住民の健康チェックなども必要。そして一刻も早く「環境を元に戻す」ことが必要。セシウムは時間がたつと土壌の粒子に吸着するため、早めの対策が有効。避難の期間を短くするためにも、環境の復元の行動を同時に行うことが必要。当然ながら原発からの放射性物質の放出を止めることが大前提となる。

(アナ)

ありがとう。

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