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スタパ「宇宙ゴミをとりのぞけ!」2011.2.17

(アナ)

打ち上げた後のロケットや人工衛星が宇宙に漂う「宇宙ゴミ」の問題を、どう解決するか研究が進んでいます。室山解説委員。宇宙ゴミとは?

(むろ)

打ち上げて使用すみになったロケットや衛星が、宇宙空間を漂ったり、ぶつかって破片になって、危険な存在になっている。数も急増中で、カタログ化されたものだけでも、現在17000個。猛スピードで飛び、実際の人工衛星に衝突したケースも出てきて、問題が深刻化し、各国も対策に取り組み始めている。若田さんが船長を務める国際宇宙ステーションもそのリスクにさらされているので他人事ではない。CGでみると、地球を取り巻く宇宙ゴミの様子がよくわかる。秒速8キロの猛スピード(ピストルの銃弾は1キロ以下)で飛んでいるため危険。実験として、直径1.4センチのアルミの球を3センチの厚さのコンクリートに、宇宙ゴミの半分の速さでぶつけても、コンクリートは粉砕され、猛烈なエネルギーであることがわかる。

(アナ)

どう解決?

(むろ)

そこで注目されているのが、宇宙ゴミの「掃除衛星」。たとえば、宇宙ゴミに地上からレーザー光線を照射し、宇宙ゴミの速度を落として落下(途中で燃え尽きる)させたり、小さな複数の衛星で網を引き、「トロール方式」で除去したりなどのアイデアがあるが、各国研究中とはいえ、どれも理論やアイデアどまり。ところが日本のJAXAが、漁網技術を利用した金属のひも(伝導性テザー)を使って、宇宙ゴミを除去する技術を開発。世界をリードしている。日本の優れた技術で、結び目がなく切れにくく、かさばらない金属製のひもを開発したのだ。(V32JAXAでは、さまざまな種類を開発し、実験を続けているが、一つの掃除衛星で一つの宇宙ゴミを除去したり、一つの掃除衛星で複数の宇宙ゴミを除去するなど、いくつもの方法を考案中。テザーは宇宙ゴミに付けられてのち、数キロの長さにのばされ、地球周回で磁場通過時に生じる力を利用して、地上に落下させ、焼却されるので、推進剤もいらず省エネだというメリットもある。このJAXA方式は、小さな宇宙ゴミの除去が多いほかの方法に比べて、大型の宇宙ゴミにも有効で、問題解決の切り札の一つといえる。

(アナ)

今後の課題は?

(むろ)

新しく打ち上げる衛星やロケットに、宇宙ゴミにならない仕組みを取り付けることが大切。例えば、使用済みの衛星の残ったエネルギーでスラスターを噴射させ、地上に落下して燃え尽きたり、帆を張って速度を落とし燃え尽きるなどのアイデア。宇宙ゴミの問題は、まさに国際問題なので、世界各国の理解と行動が必要。また宇宙環境技術がうまくいけばビジネスにつながる部分もあり、日本の活躍が期待される。

(アナ)ありがとう。

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