ABUロボコン「沈む日本、浮上するアジア」
今朝NHK総合で、ABUロボコンエジプト世界大会が放送された。中国が見事な連覇を遂げ、残念ながら日本は予選で全敗。こんなことはロボコン史上初めてだと言う。それをみて、時の流れと世界の変化を感じた。おもえば、ABUロボコンが始まったとき、日本チームは圧倒的に強く、アジア各国と大きく水をあけていた。しかしその後、中国、ベトナムなど急速に力をつけ、日本は大きく遅れ始めた。なぜ日本は遅れ、アジア各国がこれほどの成長を見せたのか、きちんと分析する必要がある。番組を見ていて印象深かったことは、中国チームが、何度も試作、実験を繰り返し、ロボットを完成させていたことだ。大学の作業場の隅には、今までつくったロボットの残骸が山のように積み上がり、壊れた部品をいつでも交換できるようにしていたが、その試行錯誤への執念は、かつての日本の高専のチームや、ものつくりの拠点の町工場で見られたものと同じである。中国にはものつくりの精神が、脈々と宿り始めている。私達はむしろ今、それから学ばなければならない。
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