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スタパ「進化する人工感覚医療」2010.7.15

(アナ)視力や聴力を失った人の体に人工感覚器を移植し、音や視力を取り戻す先端医療が、国内で本格化しています。室山解説委員。どんな医療?

(室山)五感は外部から脳に入力されて脳で認識している。(P1)「体性感覚」「味覚」「嗅覚」そして人工感覚医療が進化中の「視覚」「聴覚」。まず視覚の人工感覚医療を紹介。(V1)大阪大学医学部不二門先生のところでは、網膜異常の患者の網膜に、人工網膜を取り付け、視力回復に成功した。見えなくなった目の側のメガネに小型カメラをつけ、撮影画像情報を変換したのち、網膜部分に埋め込んだ電極経由で、脳の視覚野に情報を伝える。どのくらい見えているかのシミュレーションをすると、(手に持っている)白と黒の模様の本数と動く方向が見えているという。(はりつけ)詳しいメカニズムを脳の上部から見ると、網膜不全の目の前にカメラを取り付け、迂回ルートから脳内に情報を入れ、人工網膜経由で視覚野に情報を伝える。この手法で、視覚が回復し、光と形が認識できるまでになり、今後は、文字がわかるまで行きたいとのこと。

(アナ)人工感覚医療がなぜ可能になったのか?

(室山)脳科学(医学)と、センサー+コンピュータ技術の進化が背景にある。重度視覚障害の患者にこの医療を使えば、失明者の2割は回復すると期待され、欧米各国との熾烈な競争状況になっている。

(アナ)人工聴覚はどんな状況?

(室山)(P)人工感覚医療のトップランナーは「人工聴覚」。保険も適用OKで、一般的治療にまで成長した。(V2)東京医療センター加我先生は人工内耳を使った医療で成果を上げている。22チャンネルのひも状の電極を内耳の蝸牛(カタツムリ状)にいれ、音声を信号に変え、聴覚野に届け、聴覚を回復させる。手術を受けた子供のVTR(音声ON)。手術前は、言葉の聞き取りがうまくいかず、言葉のコミュニケーションができなかった。しかし、手術後は、このように会話や歌までが可能になるほどの回復を見せた。

(アナ)すごい。

(室山)(Pはりつけ)他の患者のPET画像。人工内耳取り付け後は、言葉を聞きとる聴覚野が再活性化し、効果が出ていることが分かる。人工聴覚は、適用範囲が広く、老若男女OKで、世界で数万人の人が、すでに恩恵を受けている。子供の場合、さらに成果が劇的。

(はりつけ)人間の耳は、聴覚神経3万個。ところが、人工内耳は電極22個しかないのに、子供の場合、バイオリンの音も聞き分けられるほどに回復する。なぜか・・。

(はりつけ)その秘密は脳の可塑性。「脳が変わる」ことで、聴覚が回復。人体の可能性のすごさ。このメカニズムに立脚して、今後、人工内耳の奥に腫瘍があるような場合、脳(延髄の表面)に直接入力して成功するまできている。

(アナ)今後の課題は? 

(室山)今後も人工感覚は拡大するだろう。たとえば交通事故で嗅覚喪失の場合「人工嗅覚」で回復するとか。いずれにしても、医療の進展に合わせて、倫理委員会などルールを充実させ、さらに発展していってほしい。 

(アナ)ありがとう。 

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