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はやぶさ、ありがとう。

小惑星探査機はやぶさが、7年、60億キロもの旅を終え、ついに地球に帰還した。NHKが撮影した映像を見ると、はやぶさ本体がばらばらになりながら燃え尽き、その中から、小惑星イトカワの砂が入っている可能性があるカプセルが、まるで飛び出すかのように一本の線となって飛行を続ける様子がわかる。果たしてイトカワの砂は入っているのだろうか。

それにしても、はやぶさは、どうしてこれほど日本人の心をとらえたのだろうか?理由の1は、プロセスがドラマチックだったこと。何度も絶体絶命の状況を乗り越え、奮闘しながら生き延び満身創痍で地球に帰還する姿は、日本人の心を感動させ、やがて探査機に人格を与えていった。第2は、科学者たちの熱い気持ちがつたわってきたこと。「もうだめか」と何度も思いつつも、決してあきらめず、奇想天外なアイデアで見事に乗り越えた科学者たち。その背後には、手作りのはやぶさを知り尽くした科学者たち、町工場の技術者たちの深い洞察力があった。そしてその3は、はやぶさが目指したプロジェクトのユニークさ。アメリカに比べてお金がない日本が思いついたのは、火星などのメジャーな星ではなく、見知らぬ小惑星に降り立ち、直接サンプルを採取し、太陽系の謎に迫ろうという独創的なものだった。そして、将来深宇宙探査で使用されるイオンエンジンなど、数々の技術にも挑戦し、成功させた。この意味ではやぶさの成功は、今後の世界の宇宙開発に、今後大きな影響を与えると思われる。

はやぶさは、宇宙開発が秘める、科学の醍醐味と人間のもえたぎる好奇心の存在を知らしめた。実は7年前はやぶさが地球を飛び立つとき、何万人かの国民の名前がその中に搭載されていたが、我が家の家族5人の名前もその中にあった。子供たちはその後成長し、長男はりっぱに自立して働いている。はやぶさはこの7年の我が家の歴史の証言者でもあるのだ。

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コメント

はやぶさには本当にびっくりしましたね。

投稿: 宇宙人 | 2010年7月 6日 (火) 22時56分

本当に勇気をもらいましたね。

投稿: プリザーブドフラワー | 2010年8月17日 (火) 08時11分

はやぶさ、最高です!

投稿: 陶芸教室 | 2010年8月21日 (土) 10時34分

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