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スタパ「生物パワーで地球を守れ」

(アナ)

地球温暖化防止が叫ばれる中、生物パワーを利用して環境を守ったり、CO2を減らす研究が各地ですすんでいる。室山解説委員。どんなもの?

(室山)

温暖化防止で重要なのは、「循環」の思想。生物パワーを利用すればさまざまな問題が解決する。(V1)西武池袋線武蔵横手駅では、敷地内にヤギの夫婦を飼い、草を食べさせている。今まで人間が草刈をやっていたが、仕事をヤギが代行して草取り。人間がやると、機械でCO2が出るし、刈った草は、運んで処分するため、コストがかかる。しかし、ヤギに食わせればコストも手間もかからないし、CO2も排出しない。最近、ヤギを使ったヤギビジネスが始動。この日はあるベンチャー企業が、福岡県の市役所で打ち合わせ。近くの学校にヤギを放す相談が行われた。ヤギを放す最適の場所の一つは、草の生えた斜面。ロープを斜面に事前に張り、それを伝ってヤギが移動し、草を食べるため、草刈の管理が簡単。計画も立てやすい。またヤギの歯は下半分がなく草を食いつくさないので、きれいに草が枯れても、根が残り、斜面が雨で崩壊したりしない。このようなヤギビジネスが盛んになりつつある。

(アナ)

なんだかほっとするね。

(室山)

この発想は昔よく見たものだが、循環型で持続可能社会をつくる優れた発想。

(アナ)

しかし、最近火力発電所や製鉄所のCO2が問題になっているが、膨大なCO2を直接へらす方法はないのか?

(室山)

(P1CO2排出が特に多い発電所や製鉄所のCO2を回収し、貯留するCCSが注目を集めている。しかし、地中や海底に貯留したのち、CO2をどのように安定的に保存するかが課題。そこで、CO2が出たのち、そのまま利用する研究が始まった。

V2)沖縄県の金武湾(きんわん)には、地域の電力をまかなう火力発電所が集中して稼働中。そこから出てくるCO2が混じった排ガスを利用する研究が始まっている。琉球大学瀬名波研究室は、発電所の排ガスをボンベに濃縮し、海水に溶かし、海藻を育てる研究をしている。研究の結果、CO2が2%濃度のとき、成長スピードが最大(1.5倍)になることがわかった。それを参考に海藻を育て、溶かすなどの処理をしてエタノールに転換。また食料にする研究も進めている。(P1:めくり)この発想は、温暖化と、「エネルギー」「食糧」問題を同時に解決するもの。地域つくりにもなる。

(アナ)

今年10月、名古屋でCOP10(生物多様性条約会議)が開催されるなど、温暖化を巡る状況も多面化しつつある。

(室山)

生物パワーで解決するこのような手法は「攻めの温暖化対策」とも言える。日本の技術で頑張ってほしい。

(アナ)

ありがとう。

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