« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月

スタジオパーク「活躍する日本宇宙輸送船」2009.9.25(金)13.50ころ

あす9/25(金)13.50ころ、総合テレビ、スタジオパークで「暮らしの中のニュース解説~活躍する日本宇宙輸送船」という解説をします。(13.50ころから8分間生放送)。9/11に打ち上げられた日本の宇宙輸送船HTVはその後、宇宙ステーションのドッキングに成功し、物資の補給を続行中。来年のシャトル退役(予定)後、唯一の大型物資輸送機になります。そして日本の有人宇宙飛行に道を開くものだと期待もされています。HTVとはどんなものか。解説します。お時間あればご覧ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

おはようコラム「宇宙輸送船打ち上げ」2009.9.10

(アナ)国際宇宙ステーションに物資を運ぶ、日本初の宇宙輸送船が、明日(2時過ぎ)、種子島宇宙センターから打ち上げられる。室山解説委員。どんなもの?

(室山)一見地味だが、世界にとっても重要だし、日本にとっても、今後の宇宙開発の方向に大きく貢献する宇宙船。国際宇宙ステーションは、きぼうも完成し、今年から滞在6人と増え、物資輸送も増大した。日本も、補給機HTVを打ち上げ、宇宙ステーション(ISS)維持に貢献する責任がある。打ち上げられるHTVは、長さ10mで、大型バスほどの大きさの機体に荷物を搭載し、自律的に推進、秒速8キロの猛スピードで移動するISSに、10mまで接近。ロボットアームでつかんでドッキングする段取り。HTVは日本が蓄積してきた衛星技術と、ロケット技術の集大成といえる。中には3m弱の長さの荷物が入る部屋と、1気圧に保たれ、そこの荷物を、人間が出入りして運ぶ出来る部屋がある。荷物の総重量は最大6トンまで運ぶ能力がある。日本は今後、HTVを、年1回、のべ7回打ち上げる予定。

(アナ)HTVは、宇宙ステーションにどのくらい役立つ?

(室山)今後主役になっていくだろう。今までISSへの、人間や荷物の運搬は、アメリカ、ロシア、ヨーロッパが分担してきたが、とくに大型荷物いを運搬できるシャトルが、来年(2010年)退役し、アメリカは数年空白となる。残りのロシアや欧州の輸送機は小型荷物しか運べないため、HTVはシャトルの代わりに大型荷物を運搬できる唯一のものとなる。日本の責任は重大で、世界から注目されている。

(アナ)補給機HTVの可能性は?

(室山)大きな技術的可能性がある。HTVに内包されている技術を進化させれば、いわゆる「有人宇宙船」になっていくことができる。また、さらに組み立てて、国産宇宙ステーションになっていくことも可能で、日本の「有人宇宙開発」につながる種となる側面がある。その意味でも、重要な打ち上げといえるので、ぜひとも成功してほしい。

(アナ)ありがとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

おはようコラム「宇宙輸送船打ち上げ」2009.9.10

あす朝NHK総合テレビの朝のニュース:おはようコラムで「宇宙輸送船打ち上げ」という解説(8時過ぎから3分間)をします。

11日(金)2時過ぎ、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ、日本初の宇宙輸送船が、種子島宇宙センターから打ち上げられます。

高度400キロに浮かぶ国際宇宙ステーションには、日本の「きぼう」も完成し、今年から全体で6人の宇宙飛行士が滞在しています。そのため、今後、地球から大量の物資輸送が必要となり、日本も「宇宙ステーション補給機HTV」を完成させ、今後1年ごとに延べ7回の打ち上げを行う契約になっています。このHTV、単なる筒のような地味な格好をしていますが、日本のロケット技術と衛星技術の集大成で、自力で秒速8キロもの宇宙ステーションに近づき、ロボットアームでつかまれてドッキングします。現在、宇宙ステーションに大きな荷物を運ぶことができるのは、スペースシャトルだけですが、来年シャトルは退役し、大きな荷物を運ぶことができなくなります。現在ロシアのプログレスや、欧州のATVが輸送にあたっていますが、大型の荷物の運搬ができず、今後、大型荷物の運搬は、HTVだけになるのです。その意味でこのHTVには世界のアツい注目が集まっているわけです。そしてもう一つの大きな特徴。それは、HTVは、今後の日本の有人宇宙飛行につながる技術的特徴を持っていることです。HTVのある部屋は1気圧に保たれ、宇宙ステーションから人間が普段着のまま出入りすることができるようになっています。このため、HTVは今後、「月や惑星間の物資輸送船」や、「有人宇宙船」また「宇宙ステーション」に変身する、重要な技術的可能性があります。このHTVを、今後どのように役立てていくのか、日本が有人宇宙開発に乗り出すのかどうかもふくめて、極めて重要な政治判断となっていくだろうと思われます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »