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2009年6月

双方向解説「どこまでやれるかCO2削減~ポスト京都と世界」2009.6.20

今週の土曜日。6/20(土)10.05-11.54「生放送」

進行中の地球温暖化をどう食い止めればいいか。国連作業部会が開催され、世界各国の体制をどうするかの議論が続いています。しかし、途上国、新興国、先進国の利害が鋭く対立し、議論は遅遅として進んでいません。また日本も2020年-15%削減(2005年比)の数字を発表しましたが、一部の途上国から早速批判がなされ、今後の行方が注目されます。

さて今回の番組は、経済、国際、科学、エネルギーなどの解説委員7名で、徹底的に議論するものです。司会は藤澤委員長。私が議論のナビゲーションをします。難しい問題ですが、私たち国民の生活を直接変えてしまう大問題です。ぜひともご覧ください。

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スタジオパーク「かぐやが残したもの」2009.6.16

(アナ)

日本の月周回衛星「かぐや」が、1年9カ月の月の探査を終え、6/11(木)月面に落下。月に関する多く重要な発見をし、世界から高い評価を受け、月に帰った。室山解説委員。なぜ落としたのですか?

(室山)

燃料が切れ、いずれにしても自然落下するので、むしろ地球からみえるところに落として見届けたかった。また衝突のデータも取りたかった。かぐやはしだいに高度を下げつつ、HDカメラでリアルな映像を送り続け、時速5000キロで落下していった。落下位置は月の表側。日本からは見えなかったが、インド、オーストラリアでは光が観測された模様。

(アナ)

かぐやの成果は?

(むろ)

月は謎だらけ。「なぜそこに?」「なぜいつも同じ側?」もわからない。おびただしい研究の一部を紹介しよう。

P1

かぐやは13の観測装置とHDカメラで、アポロ以来の本格的な月面探査を行った。その結果、月面の高精度な地図ができた。特に、今まで南北極(80度以上)はわからないことが多かったが、今回初めて地形化した。月の表側は、「海」と呼ばれる黒い部分が多い。

(はりつけ)

ウラ側には海はなく、クレーターだらけ。デコボコ。

V2

映像で見てみると、さらによく分かる。月の表。デコボコが山。「海」との境当たり2000mの山。手前に来ると、溶岩がのっぺりとした感じで広がっている。これが海。私たちが「うさぎ」の形で見ている部分。月面のウラには、海がみえず、クレーターだらけ。直径10-20キロのクレーター。高低差19キロmの異質な世界。

(アナ)

表とウラ。なぜ違う?

(むろ)

その謎に迫るために、かぐやの周回軌道を解析し、重力のばらつきを調べた。重いものは引っ張りの力が強いため、月内部に重いものがあるところは重力が強くなり、家具屋の高度が下がる。軽いとその逆。そうして調べた月の重力分布は…

V2)「表と裏の重力分布」

月の表。重力大きい(重い)場所、大きく言うと5か所くらいみえる。しかしウラは、重力の小さいところが多い。つまり月内部に軽い物質が集まっているといえる。なぜそうなったか。仮説の一つを紹介。昔の月はいまより地球の近くを回っていた。形は楕円形。しかし次第に遠くになるにつれ、形が楕円から球に変形。そのエネルギーで内部の岩石が柔軟化、流れをつくった。地球の引力で、重い物質が地球側(月の表)に集まり、よけたものがクレーターの底から染み出して「海」となった。重いものが地球側により、月が開店したので、常に地球側に重いもの(月の表側)が向くようになった・・・。今後かぐやがとった多くのデータで、この説も検証されることだろう。

(アナ)

詳細な月面地図ができると、今後どんなことに役立つのか?

(むろ)

いろいろ役立つが、たとえば現在進行中の「有人月面基地」計画にも役立つ。南極や北極のクレーター部分は、月面基地建設の候補。太陽光線がいつもあるので、太陽光発電ができる。また温度の安定。さらに、太陽光線が斜めからさすので、クレーター内部に届かず「永久影」の状態。もしも水があれば氷の状態で存在する可能性も。そうなると飲料水ほか燃料にも使える。

(アナ)

今後どうなる?

(むろ)

各国月面探査を続々と進行中で、日本もかぐや2号、3号と探査が進むだろう。とくにアメリカは2025年に有人月面基地建設を計画しており、日本も2020年に、無人ロボット月探査を計画。今後は「月探査」から「月開拓」の時代に入る。かぐやはその幕を開けている。

(アナ)

ありがとう。

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スタジオパーク「かぐやが残したもの」

あす6/16(火)13.40すぎ-からスタジオパーク「かぐやが残したもの」を解説します。

日本の月周回衛星かぐやは先日11日、およそ2年の仕事を終え、月面に落下し、月に帰りました。かぐやは世界が注目する数々の月に関する発見をしました。NHKのハイビジョン映像も使いながら、かぐやが残した成果を解説します。

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おはようコラム「どうなる?温暖化交渉」(2009.6.3)

(アナ)

2013年以降の地球温暖化対策のあり方議論する国連作業部会が、今週月曜日からドイツのボンで始まりました。室山解説委員。この会議、どんな意味があるのでしょうか?

(室山)       

地球温暖化防止をめぐる、人類の未来を決める重要会議といっていい。現在の温暖化対策は「京都議定書」に基づいて行われているが、2008から始まり、2012年で終了する。2013年以降の世界の体制を決めることが非常に重要。2013年に間に合わせるように、さまざまな作業を逆算すると、今年12月にデンマークで行われるCOP15がリミットとなる。今回会議はそのための本格的交渉の始まりで、時間はあまり残されていない。

(アナ)

議論のポイントは?

(室山)

実は、京都議定書では、温暖化ガス削減の義務を負うのは、EU,日本など、世界全排出量の3割を占める国のみ。2013年以降は、途上国も含めた「世界主要排出国の参加(米中)」がぜひとも必要となる。ところが、米中でにらみ合いが続いている。「米国参加は中国参加が前提だ」(アメリカ)「アメリカを含む先進国の高い削減目標の設計と実行が前提だ」(中国)。途上国も、中国と同じスタンスを持っており、先進国への要求が厳しい。そこで、先進国は2020年までの「中期削減目標」を公表し、交渉を進めている。EU-20%。アメリカ+-0%(90比)だが、日本はまだ公表できていない。

(アナ)

日本なぜ遅れている?

(室山)

政府は6つの選択肢(+4%~-25%)を示し、議論を進めてきたが、意見の対立があり調整ができていない。今回の会議でも、各国のNGOなどから、「日本は高い数値の公表を」の声も出ている。

(アナ)

会期は6/12(来週金曜日)まで。今後の動きは?

(室山)

なかなか難しい交渉になるが、大目標が「地球温暖化ストップ」だということを忘れてはいけない。各国が納得できる「公平なルール」をつくり、前進してほしい。

(アナ)

ありがとう。

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おはようコラム「どうなる?温暖化交渉」

あす(6/3)朝のニュース8.08過ぎから「おはようコラム~どうなる?温暖化交渉」という解説をします。じわじわと進む地球温暖化。現在世界がやっている温暖化対策は、温暖化ガス削減義務を負っているのは、EUや日本など、世界全体の排出量の3割を対象にしているにすぎません。京都議定書の約束期間2008-2012年が終わると、その後の態勢は何も決まっていないのです。今回の会議はそれを決めるための重要会議。史上最も難しい交渉とも言われる今回の会議の内容と課題を解説します。

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