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スタジオパーク「脳でロボットが動いた!」(2009.4.17)

(アナ)脳とロボットを接続して、心で念じただけで、ロボットを動かす技術の開発に、日本の企業が成功し、世界の関係者の注目を集めている。室山哲也解説委員。どんな技術?

(室山)私たちは体を動かす時、脳を活動させて指令を出しています。運動野という部分ですが、その当たり方脳の信号を読み出し、ロボットの入力して動かそうという実験です。

VTR3/31発表された様子。人間の脳でイメージしているものを、血流変化と脳波を同時に測定できる装置で抽出して、ヒューマノイドを動かした。脳の中で、右手、左手、足を動かすイメージをすると、その通りにロボットが作動することに成功。世界初の成果。実は3年前にも別の実験が行われた。fMRIに入った人間が、右手でロボットグーチョキパーを出しているときの、脳血流変化を測定し、右の義手ロボットを動かすことにも成功している。

(アナ)どういう仕組み?

(室山)(P1)脳が活動するとき、脳の血流変化や脳波を測定し、コンピュータで解読(デコーディング)して、ロボットにインプットする。研究が進み、小型化、効率化がどんどん進んでいる状況。

(アナ)どう応用するのか?

(室山)体に障害がある方、たとえば右腕を失った方に、ハイテク義手をつけ、脳からの情報で、まるで自分の手を動かすように動く、高性能の義手を開発できるかもしれない。また体が全く動かない方が、脳の情報でコンピュータを操作してコミュニケーションしたり、日常的には、キーボードなしで、脳で直接コンピュータゲームに興じたり、有能な家事ロボットに指示を出したり、惑星探査のヒューマノイドにセンサーを取り付け、まるで自分が惑星上にいるような感覚で、ロボットを動かしたりできるようになるかもしれない。しかしこの「脳で操作」する技術を何に使うのかが問題。軍事利用を考えている国もあり議論が必要。

(アナ)脳からの情報を取り出すということは、脳を読めるということ?

(室山)そのとおり。たとえがじゃんけんをする時、脳を事前に読めば、何を出すかが分かるということになる。また視覚野を読めば、何を見ているかが分かる。この実験には実際にすでに成功している。静止画だけでなく動画でも成功。この技術を使えば、将来、夢を録画したり、空想しているイメージを画像化してモニター上に出せるようになるし、治療中の患者さんの心理イメージをモニタリングするなどの、医療への応用も可能になるかもしれない。

(アナ)課題はないのか?

(室山)脳への影響やプライバシーの問題など、いくつもある。「倫理基準」を作り、国民合意で、健全な技術に育てていきたい。

(アナ)ありがとう。

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